こんにちは。
入院してたと先のブログで書きましたが、その間にヤフオクでロードバイクのフレームを落札してしまいました。2年ほど前にロードバイクを初めてから、やっぱり一回は自分で組み立ててみたいな、と常々考えておりついうっかりして落札してしまったという次第です。
購入したのは15年くらい前の多分フラッグシップに属するフレーム。S-worksっていえば黙る子も泣くと思うそんな感じのやつです。
ロードバイクは軽量化・空気抵抗低減化・ディスクブレーキ化というような流れにあり、世界的なサプライチェーンの破綻ともともとの市場の小ささからどんどん毎年値上がりをしています。軽量化はクロムモリブデン鋼から鍛造アルミニウム、そしてカーボンファイバーへと素材が変化し、空気抵抗低減のためにフレームはどんどんエアロ化し、配線などがフレーム内装になっていき、ディスクブレーキをしっかり効かせるためには油圧式のシステムが必要になり、という感じになっています。これらに伴い、素人が手を出すのがだんだん難しくなっているのも現状です。ハンドル変えるだけで今や一大事です。
どちらかというとお金持ちの趣味的なところがあり、金に糸目をつけない、というような人が一定数いるのも事実です。レースなんか行くと、1台100万円クラスの自転車がわらわれいる・・・と思ったらここ数年の値上がりで1台150万円クラスの自転車が増えてきててもはや自動車より高いものがふつーに世の中にあふれている、っていう感じです。自転車メーカーもブティックみたいなお店をつくったりしていますが、お客さんが中年のおじさんばっかりだから多分行っても楽しくないと思います。
10月から弱虫ペダルのアニメの続きを放映するようですが、あの高校生たちが乗っている自転車も100万円クラスのやつが結構あったりするのです。
ネットの情報を漁るにつれ、どこまでが科学でどこからがオカルトかよくわからない、っていうのもミステリアスです。多分高級な部品は当然数も出ないでしょうし、ひょっとするとそこらへんで大量生産している部品の方が高度なエンジニアリングの産物である可能性も高いと思います。
というわけで棚ぼたで使うことはありますが個人的にはDura-Aceは買いません。チェーンは買ったけど。
買ったフレームはそういうわけで大昔なので、アルミ製・ワイヤー全部外装・リムブレーキという感じで六角レンチがあれば大体の組み立てはできてしまう、というかなりナイスなものなのでした。備忘録としてかかったお金を記載しておくことにします。
- フレーム S-works \36000
- ホイール 手持ちを流用 鉄げた〜Boraまで適宜
- クランクセット 右側105、左側ultegra 50-34T
- ボトムブラケット SM-BBR60 \1831
- スプロケット 手持ちを流用 いちおう Micheの 11s 12-30Tというのを頼んだ (\7189)
- ペダル 三ヶ島 US-L \8493
- チェーン Dura-ace 別の自転車から流用
- ブレーキ Sora BR-R3000 ただし BR-R8000注文中 (\9811)まだ届いてない
- フロントディレイラー Ultegra FD-R8000 流用
- フロントディレイラー固定具 SM-AD91 \1222
- リアディレイラー Ultegra RD-R8000 流用
- ハンドル Bontrager Elite RC-C 流用 サイズが合わないので変更予定
- サドル Selle Italia boost SLR TDFモデル \9630
- ステム Deda 90mm これもサイズが合わないので変更予定
- シフター SENSAH TeamPro 11s \9800
- ワイヤー LifeLine CRCで \823+599+199
- ワイヤー Alligator アウター \400
- バーテープ まだ
新たに買った工具はこんな感じ
- Park tool ペダルレンチ \1664
- ノグチ(BBツール [YC-307BB] \1200
毎日アマゾンからいろいろ届いている印象があったけどそんなことはなかった。届いていないものも合わせて多分10万円でお釣りがくると思う。変えないといけない部品があるからもうちょっとかかる気もしますが。あ、グリスはAZのリチウムグリスっていうやつを使っています。あとはシマノの白いワイヤー用グリス。
10万円ってロードバイクやってない人にはキ○ガイじみた価格だけどロードやってる人にしたらこれってえらい安上がりな気がする。いつも行ってる自転車屋さんに行ったら「15万で売れますよね」とのことでしたがあながち間違えでもない感じ。組んで重さ測ってみたら7.3kgでした。全然悪くない。思わずカーボンハンドルと軽量ペダルに交換したくなった。
以下どうでもいいと思うけどこだわりのポイント
- 基本的には手持ち部品の流用。
- クランクセットはパワーメーター取り付けた余り。だから左右でグレードが違う。
- ボトムブラケットはDura-aceのやつだとベアリングが小さいので耐久性にかけると思いこれを選択。普通にNTNのベアリング使ってる安価なやつでいいと考えている。無負荷時の回転抵抗はシール剤によるもので、ペダル踏んづけたときにはあまり変わらないと判断
- 最近みんなが12速で悲しいのでどうせ使わない11Tは捨てて12-30Tにしてみた
- 面白そうなので取り外しできる三ヶ島のLOOK KEO互換ペダルに。外すときはすごーく外しやすい。
- ブレーキだけはDura-aceでもいいかと思ったが踏みとどまりUltegra注文中
- このハンドルはリーチが遠すぎてつらいので何かと交換予定
- サドルは安売りだったがえらい軽い。中華EC90とかにしようかと考えていたがそれより軽い。
- DedaのステムってDedaハンドル専用だと聞いた。31.75mmらしい。なんだよそれ。
- 面白そうなのでシフターは中華SENSAHを使用。面白いくらいスパスパ変速が決まる。耐久性は不明。
- ワイヤーは前に買っておいたが、どうもシマノの指定部品があるようだ。
- インナーワイヤーはSENSAHのシフターに付属のものを外して、50歩100歩と思われるがLifeLineブランドのに入れ替えた
- ニッセンのケーブルの製造元が台湾Alligatorとのことで、足りなかったアウターワイヤーはこれにしてみた
もしあきたら安いホイールと安いサドルに変えてほんとうに15万円で売っちゃいそうな気がする。