日本で使用するためにタイのSIMカードを買ったよ その2

こんにちは。

日本に一時帰国するにあたりタイのSIMカードのローミングを使おう、ということでSIM2flyとTruemove HというところのSIMを買った話をしました。

結果から申し上げると、日本で問題なく使用できました。APNの設定も不要で、SIMカード差し替えないし追加(私のXZ2 compactはDSDS対応機でした)で、ローミングをオンにすること以外には何も対応していません。Nexus 6PもSIMカードの入れかえで全く不自由はありませんでした。

SIM2flyはソフトバンクのローミング、Truemove Hはdocomoのローミングになりました。SIM2flyはBand 41のTDD-LTEまでつかんでいましたので、まあ普通にソフトバンク回線なんだと思います。Nexus 6PがTDD-LTEに対応しているとは知らなかった。Truemove Hも安定して電波はつかんでいました。関東地方だけの行動範囲では、大体東京・名古屋・大阪(東名阪というらしい)バンドであるところのband 3でつながっていたように思えます。

いずれにせよ圏外になる、っていうことはまずなく、日本の携帯電話会社はきわめて優秀、ということを実感した次第です。ただ、SIMがタイのものであるせいか、広告やらTwitterのお勧めやらcookpadのトップページやらがひたすらタイ語になり、不思議な気持ちになりました。

○Truemove Hについて

Amazon.co.jpのレビューをみてみると、新しい銀色のパッケージは日本ではつかえないということと、国によっては電波をつかまない、ということだそうです。国によっては4Gのネットワークはさほど普及していないのでそのせいもあるのだと思います。

ローミング先については米Amazonのページに一覧がありましたのでWikipediaのページを参考に追加編集したものを記載します。ただしWikipediaのページからは4G対応がかなり貧弱なことが読み取れますので、たぶん情報が古いんだと思います。赤字はAISで対応していない国です。UMTSは3G, GSMは2Gを示します。

  • Cambodia => Smart Axiata (B1 UMTS, B3 GSM, B8 GSM)
  • Hong Kong => Three (B1 UMTS, B3 GSM, B7 LTE, B8 UMTS/GSM)
  • Indonesia => Indosat Ooredoo  (B1 UMTS, B3 LTE, B8 UMTS/GSM)
  • Macau => Hutchison (みあたらず)
  • Malaysia => Maxis (B1 UMTS, B3 GSM, B7 LTE, B8 GSM)
  • Myanmar => MPT (B1 UMTS, B3 LTE, B5 CDMA2000, B28 GSM)
  • Philippines => Smart (B1 UMTS, B3 GSM, B8 LTE, B28 UMTS/GSM)
  • Qatar => Vodafone  (B3 LTE, B7 LTE, B20 LTE) 別ページから拾ったデータなので違うかも
  • Singapore => Starhub (B1 UMTS, B3 LTE, B7 LTE, B20 UMTS)
  • South Korea => SK Telecom (B1 LTE, B3 UMTS, B5 LTE, B7 CDMA, B8 LTE)  and KT (Note: KT can only be used with Silver packaging) (B1 UMTS, B3 LTE, B8 LTE)
  • Taiwan => Chunghwa 中華電信 (B1 UMTS, B3 LTE, B7 LTE, B8 UMTS)
  • 追記:China =>  (B39 TD-LTE, B40 TD-LTE, B41 TD-LTE)
  • 追記:日本 => Docomo (B1, B3, B19, B21, B28)

日本ではGSMの電波形式はサポートされていませんがほとんどの電話がGSMを使えるようです。ただこれでやるデータ通信は最大でも1Mbps程度になります。

○ AISについて

こちらはもうすこし親切で、パッケージの後ろにローミング先の記載があります。赤字はTruemoveで対応していない国(+日本)です。

  • Australia → Yes’Optus
  • Cambodia → Smart Axlata, Metfone
  • Hong Kong → CSL
  • India → AirTel
  • Japan → Softbank
  • Laos → Lao Telecom
  • Sri Lanka → Mobitel
  • Myanmar → Ooredoo
  • Macau → CTM
  • Singapore → Singtel
  • Malaysia → Maxis Mobile
  • Nepal → Ncell
  • Philippines → Globe Telecom
  • Korea → SK Telecom
  • Taiwan → Taiwan Mobile
  • Indonesia → Telkomsel
  • Qatar → Ooredoo

○まとめ

いろいろな人がつかっているのと、多分普通につかえている人はレビューは書かずトラブルがあった人が記載する傾向にあると思えるので、正直なところどっちもどっちと思います。携帯の機種を記載してくれている人もいますが、同じ型番でも対応バンドが違うものが多いので確実とは言いがたいです。中国以外のアジア圏内ではBand1, 3, 7, 8, 20, 28をカバーしていれば問題ない、最低band3, 7はほしいということもわかりました。中国はBand 39, 40, 41のTDD-LTEバンドがほぼ必須のようです。

国によっては4Gの回線が弱く3G/2G接続になりかねないので、SIMカードの問題なのか電界強度・カバレッジの問題なのかは判然としかねます。2社のあいだで対応している国が違うので要注意です。ちなみにタイの電話会社のSIMなのですが、これらはどっちもタイでは使えません。

日本国内で使用する場合、docomoのローミングは魅力的ですがTruemoveの新パッケージ(銀色)では使用できません。旧パッケージ(赤色)を探してください。大切なことなので2度書きました。

都市部をうろついている限りでは、Softbank回線であってもほかの外国よりもはるかにカバレッジがいい印象をうけました。

今後海外に出る際には、積極的に第三国のローミングを検討したいと思います。安いし。現地の電話会社の窓口でいろいろお話するのも楽しいですが、旅行も満喫したいですからね。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です