スマホの充電方式で混乱したので整理するよ

こんにちは。

旅行にチャージャーとケーブルを持って行ったのですがいつまでたっても充電が終わらなかったのでちょっと整理します。カンペはwikipediaやらMaximやらルネサスのデータシートとか。

ちょっと前まで

  • USB 規格自体:基本的にはUSB-3.0で0.9Aまで。USB-2.0では0.5Aまで。つまり250mAないし500mA。今どき売り物になってないやつとか超昔のガラケーの充電器とかは1A未満のやつが多いので、これに相当。
  • USB battery charging 1.2 (2010) : 0.5A-1.5A。D+とD−をショートさせることでdedicated charging portとして認識され、この場合最大で1.5A。
  • 一部のメーカー(笑 従前のSONYもらしいが)ではD+, D-に適切な電圧を分圧してかけることが必要で、その電圧で何アンペアながしていいか決めている(画像はMaximから貼らせていただきました)。Apple 1AではD+を2V, D-を2.7Vに、Apple 2AではD+を2.7V, D-を2Vにする必要があるとのこと。
  • チャージャー側としては何をつないでもエラーが出ないようにするためにそれ専用のICなんかをくっつけて対応している。Apple純正のチャージャーをAndroidとかに使っても1.5Aのdedicated charging portにならない。
  • 多分充電専用のケーブル、と称しているものはケーブル側でこれを吸収する仕組みを持っている。

最近

  • USB Type-C current : 5V 3A。これを使っていたのはNexus 5xとNexus 6P。手元のNexus 6PのACアダプタは5V 3Aまで対応。
  • USB PD: たぶん Type-C currentの上位互換。5V 3Aに加え9V, 12V等、maxで100Wまで対応。iPhone 8/X と iPad Pro 12.9インチ以降ではUSB type-C to LightningケーブルでもUSB PDに対応している(が、当然Apple独自規格)。

こいつらはUSB Type-C – Type-Cのケーブルが必須なのでType-A to Type-Cのケーブルを使ってる限り問題にならない、っていうか対応しない。

  • Qualcomm QuickCharge: QC3.0がいまのところメジャー。3.6V〜20Vまで200mV刻みで変化させることができて最大18W。手持ちのSONY UCH12というQC3.0対応チャージャーは5V 2.7A, 9V 1.8A, 12V 1.35AということになっておりQC3.0の規格をフルにサポートしているわけではない。QC4.0からはUSB Type-Cコネクタも使用できる

まとめ

  • 古めのAndroid系の機械はUSB battery charging 1.2が動けばそこそこの早さで充電される。5V 1.5Aまで対応している充電器でV+ V-をショートした充電用ケーブルを使えばよい。ちょっと気の利いた充電器なら勝手にV+, V-をショートしてくれると思う。うちのSpigen F202がなんでちんたら充電してたかは謎。Amazonで$9で買ったやつだからか・・・
  • Apple純正チャージャーをAndroidに使うには、2.1A以上のチャージャーを使ってV+, V-をショートさせた充電専用と称されているケーブルを使えばUSB battery charging 1.2仕様で5V 1.5Aで充電されるはず
  • 古めのiPhone系ではそこらで売っている2.4A対応のチャージャーは勝手にApple対応にしているはず。Androidスマホの付属チャージャーなんかはD+, D-短絡強制で使用できない可能性がある
  • USB typeC以降、QC3.0以降の最近のチャージャーは本体と充電器でネゴシエーションしながら電圧やら電流を決定しているので、チャージャーのポテンシャルが高い方が充電スピードが上がることになる。
  • たぶん物理規格はUSB type-Cに収れんしていってそこでいろいろやっていくんだろうけどUSB PDがかなり強力なのでその辺を押さえておけばよさそう。
  • 今使っているXperia XZ2 compact はUSB type-C かつ USB PD対応かつQC3.0対応らしいので、とりあえず高めの充電器を使えば早く充電されるようだ。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です